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2017年式レクサスLS500h version Lを中古で購入。
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210系クラウンアスリートからLS500hへ乗り換え|乗り心地・静粛性・維持費を比較

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クラウンアスリートから乗り換えた黒いレクサスLS500hを左前方から撮影した外観

こんにちは、レクサスLS リアルオーナーガイドのひろしです。

私は210系クラウンアスリートハイブリッドGを5年間、約6万km所有したあと、2017年式のレクサスLS500h version Lへ乗り換えました。

この記事は、LS500hを15か月、約11,000km使用した時点でまとめています。どちらも通勤や日常利用が中心で、主に国道を走ってきました。

クラウンからレクサスLSへの乗り換えを考えていると、「乗り心地は本当に良くなるのか」「静かさはどれくらい違うのか」「維持費が一気に高くならないか」と気になりますよね。

クラウンアスリートも十分に満足できる高級セダンなので、わざわざLSへ乗り換える意味があるのか迷う気持ちもよく分かります。

実際に両方を所有した私の結論は、LS500hへ乗り換えると、静粛性、高速道路での安定感、内装の質感、装備の充実度は明確に上がるというものです。

一方で、小回り、燃費、洗車のしやすさ、燃料代や保険などを含む維持の負担は、クラウンアスリートの方が優秀でした。

この記事では、カタログの数値だけでは分かりにくい違いを、両車を実際に所有し、日常的に運転した感覚を中心に比較します。

どちらが上かを一方的に決めるのではなく、あなたの使い方に合うのはどちらかを判断できるようにお伝えします。

この記事の結論

  • 静粛性と長距離移動の快適性はLS500hが上
  • 扱いやすさと経済性はクラウンが上
  • LS500hはクラウンの完全な上位互換ではない
左前方から撮影した黒い210系トヨタ・クラウンアスリートハイブリッドG

LS500hへ乗り換える前に5年間、約6万km所有していた210系クラウンアスリートハイブリッドG

クラウンアスリートとLS500hの比較結果

最初に、私が実際に所有して感じた違いを一覧でまとめます。

比較項目 優れていると感じた車 実際に感じた違い
街中での扱いやすさ クラウン 車体を動かしやすく、狭い道や駐車場でも気軽
長距離の乗り心地 LS500h 車体の動きが落ち着き、運転後の疲れが少ない
静粛性 LS500h 車外音や路面から伝わる音が一段遠く感じる
高速道路での安定感 LS500h 直進時の落ち着きがあり、細かな修正が少ない
燃費と燃料代 クラウン 実燃費が良く、レギュラーガソリンを使用できる
駐車のしやすさ クラウン LSより駐車区画を選ばず、日常で気軽に使える
内装と装備 LS500h 素材、電動機能、後席を含めた作り込みが上
所有する満足感 LS500h 外観の存在感と最上級セダンらしい特別感がある

扱いやすさと経済性を優先するならクラウン、静かさと移動中の快適性を優先するならLS500hというのが、私の率直な結論です。

比較した2台と所有条件

車の感想は、年式やグレードだけでなく、タイヤ、走行距離、走る道路によっても変わります。

この記事で比較する2台の条件は、次のとおりです。

比較項目 クラウンアスリート LS500h
世代 210系 50系前期
グレード ハイブリッドG version L
駆動方式 2WD(FR) 2WD(FR)
エンジン排気量 2.5L 3.5L
使用燃料 レギュラー ハイオク
所有期間 5年間 15か月
所有中の走行距離 約6万km 約11,000km
タイヤ・ホイールサイズ 17インチ 19インチ
実際に確認した燃費 約16.8km/L 約10.6km/L
主な用途 通勤と日常利用 通勤と日常利用
主に走る道路 国道 国道

どちらもハイブリッドモデルの上位グレードなので、廉価グレード同士の比較ではありません。

クラウンも十分に満足度が高い車だったからこそ、LSへ乗り換えて良くなった部分だけでなく、失った部分もはっきり見えました。

乗り心地や静粛性は、タイヤの銘柄、サイズ、残り溝、空気圧によっても変わります。

私が乗っていたクラウンは17インチ、LS500hは19インチです。この記事は、それぞれを実際に所有していた状態で比較した個人的な感想であり、タイヤ条件を完全にそろえた比較ではありません。

乗り換えて最初に感じた違い

クラウンアスリートとLS500hは、どちらも国産の高級セダンですが、日常で重視しているものが違います。

車内の上質さはLS500hが上

クラウンアスリートGも、装備や内装に不満の少ない車でした。私が乗っていたのは210系の中でも上位グレードなので、シートや快適装備も充実しており、5年間所有しても満足度は高かったです。

それでもLS500h version Lへ乗り換えると、車内へ入った瞬間から違いを感じました。

ドアの厚み、閉まるときの音、白い本革シート、横方向へ広がるダッシュボード、木目調パネル、後席の装備まで、車全体へしっかりコストがかけられている感覚があります。

装備の数だけでなく、一つひとつの動作も落ち着いています。スイッチを押したときの感触や電動機能の動き方まで含めて、LSはレクサスの最上級セダンとして作られていると感じます。

LSにはversion L以外にもEXECUTIVE、F SPORT、I packageなどがあり、グレードによって内装や後席装備の内容が変わります。中古でどのグレードを選ぶか迷っている方は、レクサスLSのグレード比較も参考にしてください。

乗り換えで最も大きく変わったのは、速さよりも移動中の落ち着きです。

クラウンは軽快で扱いやすく、LSは静かでゆったり移動することに価値を置いた車だと感じています。

日常の扱いやすさはクラウンが上

一方、日常での扱いやすさはクラウンアスリートに軍配が上がります。日本の狭い道路や一般的な駐車場では、クラウンの大きさがちょうど良いと感じる場面が多くありました。

クラウンは小回りが利き、住宅街の曲がり角や狭い駐車場にも気軽に入っていけます。

LSに乗り換えてからは、道を選ぶ、駐車区画を選ぶ、店の入口を確認するといった小さな判断が増えました。

つまり、LS500hはクラウンの完全な上位互換ではありません。

高級感や静かさを得る代わりに、クラウンが持っていた気軽さを手放す乗り換えでもあります。

210系クラウンアスリートから乗り換えた黒のレクサスLS500h version L

210系クラウンアスリートから乗り換えた2017年式LS500h version L

乗り心地の違い

LS500hとクラウンアスリートを比較するとき、多くの方が最初に気になるのが乗り心地だと思います。

私の感覚では、単純な柔らかさよりも、段差を越えたあとの車体の落ち着き方に大きな差がありました。

街中ではそれぞれの性格が分かれる

クラウンアスリートは名前のとおり、少し引き締まった乗り味です。ただし、日常で不快になるほど硬いわけではありません。

車体が大きすぎないため、交差点や車線変更では軽快に動きます。運転手の操作に対して素直に車体がついてくるため、国道や街中では扱いやすいと感じていました。

LS500hは車体が大きく重いため、クラウンと同じような軽快さはありません。

その代わり、路面のうねりを越えたあとや、少し荒れた道路を走ったときの車体の落ち着きがあります。

段差の衝撃が完全になくなるわけではありませんが、乗員へ伝わる動きがゆっくりで、長く座っていても疲れにくいです。

ただし、50系LSは「何も感じないほどフワフワ」という乗り心地ではありません。

私のLSは19インチを装着していることもあり、路面の継ぎ目では想像より硬さを感じることがあります。LSという名前から柔らかさだけを期待すると、試乗時に少し驚くかもしれません。

50系LSは2020年11月の大きな改良で乗り心地や静粛性にも手が入っています。2017年式の前期型と改良後の違いが気になる方は、50系レクサスLSの前期と後期の違いも参考にしてください。

長距離移動ではLSの方が快適

長い距離を走るほど、私はLS500hの良さを感じます。

シートに体を預けやすく、車体の上下動も落ち着いているため、運転を終えたあとの疲れが少なく感じられました。

クラウンでも高速道路は十分に快適でした。しかし、LSは速度が上がっても車内の雰囲気があまり変わらず、一定のペースで淡々と走れます。

目的地へ早く到着するというよりも、同じ時間を運転したときの疲れ方が違うんですよね。

ひろし
ひろし

乗り心地を比べるなら、販売店の周辺を短く走るだけでなく、段差のある一般道と速度を出せる道路の両方を試してください。

街中ではクラウンの軽快さ、速度が上がる道路ではLSの落ち着きが分かりやすいですよ。

静粛性と高速道路での安定感

私がクラウンからLSへ乗り換えて、最も分かりやすく満足したのが静粛性と高速道路での安定感です。

この2つを重視するなら、LS500hへ乗り換える意味は大きいと思います。

車外の音が一段遠く感じる

クラウンアスリートも、一般的な車と比べれば十分に静かです。ハイブリッドなので発進時はモーターで動き、国道をゆっくり走る場面でも落ち着いていました。

それでもLS500hに乗ると、周囲を走る車の音や道路から入ってくる音が一段遠くなったように感じます。

信号待ちや住宅街をゆっくり走る場面では、車内だけが別の空間になったような感覚があります。

もちろん、エンジンが始動すれば音は聞こえますし、荒れた路面では19インチタイヤからの音も入ります。

完全な無音ではありませんが、会話や音楽を邪魔する音が少なく、通勤で疲れている日ほどこの静かさがありがたいです。

高速道路では余裕を感じる

高速道路では、LSの長いホイールベースと、車体全体のどっしりした落ち着きが安心感につながります。

210系クラウンアスリートのホイールベースは2,850mm、LS500hは3,125mmです。LSの方が275mm長く、狭い場所での取り回しには気を使う一方、高速道路ではゆったりとした落ち着きを感じます。

直進時の安定感があり、車線の中をゆったり進む感覚です。横風や路面の影響が消えるわけではありませんが、クラウンに比べて細かなハンドル修正が少なく感じられました。

合流や追い越しでも、アクセルを踏めば必要な加速が得られます。

クラウンの方が車体が軽く、軽快に動く感覚はありますが、LSには急がなくても余裕が残っているような感覚があります。

高速道路を使う機会が多く、移動後の疲れを少しでも減らしたい方には、LS500hの価値を感じやすいでしょう。

内装と装備の違い

クラウンアスリートGも上位グレードなので、日常で必要な装備はかなりそろっています。

それでも、LS500h version Lは前席だけでなく、後席を含めた車内全体の作り込みが別物でした。

運転席の特別感が違う

LSはドアを開けた瞬間から、横に広い車内と素材の使い方が目に入ります。

私の車は白い本革内装で、木目調パネルやブラウン系のダッシュボードとの組み合わせも気に入っています。

クラウンはスイッチの位置が分かりやすく、初めて乗っても操作に迷いにくい車でした。

LSは機能が多いため、最初はどこで設定するのか分からないこともあります。ただ、慣れてくると、シート、空調、運転支援、カメラなどの充実度に助けられます。

レクサスLS500h version Lの後席から見た運転席とダッシュボード

後席から見たLS500h version Lの運転席と横方向へ広がるダッシュボード

後席まで上質に作られている

version Lは、運転席だけでなく後席の快適性も重視されています。

後席にはセンターアームレストや操作パネル、サンシェードなどがあり、家族や知人を乗せたときにもLSらしさを感じてもらえます。

私は普段、自分で運転することが中心です。それでも、後席まで丁寧に作られていると、車全体に対する満足感が上がるんですよね。

クラウンにも十分な後席空間はありましたが、LSは「移動する部屋」に近い雰囲気があります。

一方で、白い本革は汚れや擦れが目立ちやすく、きれいな状態を保つには手間がかかります。

上質な内装は、見る喜びと手入れの負担がセットです。

車体サイズと小回りの違い

クラウンからLSへ乗り換える前に、最も現実的に確認してほしいのが車体サイズです。

運転支援装備が充実していても、車そのものの大きさは変わりません。

狭い道ではクラウンの方が気軽

LS500hは全長5,235mm、全幅1,900mmあります。

210系クラウンアスリートの全長4,895mm、全幅1,800mmと比べると、LSは全長が340mm、全幅が100mm大きくなります。

ホイールベースもクラウンの2,850mmに対してLSは3,125mmあり、275mm長くなっています。

数値だけでは小さな差に見えるかもしれませんが、実際に運転すると、特に全幅とホイールベースの違いを感じます。

クラウンでは気にせず入っていた住宅街でも、LSでは対向車とのすれ違いや左側の障害物を意識するようになりました。

曲がり角では内輪差が増え、狭い場所で切り返す回数も多くなります。

クラウンは本当に小回りが利きます。日本の道路事情をよく考えて作られていると、LSへ乗り換えてから改めて感じました。

普段から狭い道や小さな駐車場を使うなら、クラウンの方が気楽です。

レクサスLS500h version Lとコンパクトカーを並べた車体サイズの比較

コンパクトカーと並べると分かりやすいLS500hの車幅とボディサイズ

パノラミックビューモニターは役立つ

大きなLSを日常で使ううえで、パノラミックビューモニターはかなり役立っています。

車を上から見たような映像で白線や周囲の障害物を確認できるため、駐車時の不安を減らしてくれます。

レクサスLS500h version Lのパノラミックビューモニターとバックカメラ

大きなLS500hの駐車を支えてくれるパノラミックビューモニター

ただし、カメラがあっても駐車区画が広くなるわけではありません。

両隣に車が止まっていると、車を枠内に入れられてもドアを十分に開けられないことがあります。

購入前は自宅の車庫だけでなく、職場、よく行くスーパー、病院、月極駐車場の入口と区画も確認してください。

機械式駐車場では、全長や全幅だけでなく、車両重量やタイヤ幅の制限にも注意が必要です。

燃費・燃料代など維持費の違い

クラウンからLSへ乗り換えると、燃料代だけでなく、自動車税、任意保険、タイヤ、点検、洗車などの負担も増えやすくなります。

中古車価格が下がっていても、維持する基準まで中古価格に合わせて下がるわけではありません。

実燃費はクラウンが明確に有利

私がクラウンアスリートハイブリッドに乗っていたときは、燃費表示で約16.8km/Lを確認していました。

車体の大きさや走りを考えると、かなり優秀な数字です。

一方、LS500hでは平均燃費10.6km/Lと表示されたことがあります。

LSも3.5Lエンジンと2トンを超える車体を考えれば、極端に悪い燃費ではありません。ただし、クラウンから乗り換えると、給油の頻度が増えたことははっきり感じます。

レクサスLS500hの燃費履歴に表示された平均燃費10.6km/L

私のLS500hで確認した平均燃費10.6km/Lの一例

さらに、クラウンはレギュラーガソリン、LS500hはハイオク指定です。

燃費の差と燃料単価の差が重なるため、年間走行距離が多いほど負担の違いが大きくなります。

私のLS500hの燃費履歴や実際の給油額、月間走行距離ごとのハイオク代については、LS500hの実燃費とハイオク代を実車でまとめた記事で詳しく紹介しています。

年間1万kmの燃料代を比較

一例として、年間1万km走行し、レギュラー162円、ハイオク173円で計算してみます。

これは私が撮影した価格表示を使った単純計算であり、現在の全国平均や将来の価格を示すものではありません。

項目 クラウン LS500h
計算に使う燃費 16.8km/L 10.6km/L
年間使用量 約595L 約943L
燃料単価 162円/L 173円/L
年間燃料代 約9万6,000円 約16万3,000円
年間差額 LS500hが約6万7,000円高い計算

実際の燃料代は、年間走行距離、渋滞、エアコンの使用、地域、時期によって変わります。

それでも、クラウンからLSへ乗り換えると、燃料代が増える方向になることは考えておいた方がよいでしょう。

ひろし
ひろし

購入前はカタログ燃費だけでなく、自分の年間走行距離を使って燃料代を計算してみてください。

年間差額だけでなく、毎月の差額に直すと、無理なく払い続けられるか判断しやすくなります。

税金と任意保険もLSが高くなりやすい

私が乗っていたクラウンアスリートハイブリッドは2.5L、LS500hは3.5Lです。自動車税は排気量区分が異なるため、LSの方が高くなります。

任意保険は年齢、等級、使用目的、補償内容、車両保険の有無によって大きく変わります。

LSは車両価格や修理費が高くなりやすいため、クラウンと同じ補償条件でも負担が増える可能性があります。

自動車税だけを見ると、大きな差ではないと感じるかもしれません。しかし、燃料、任意保険、タイヤ、点検費用まで合わせると、年間の差は無視しにくくなります。

私の2017年式LS500hで実際に支払っている自動車税、任意保険、燃料代、オイル交換代については、LS500hの年間維持費を実例でまとめた記事で詳しく公開しています。

19インチタイヤと洗車も負担が増える

私が乗っていたクラウンは17インチ、LS500hは19インチです。

タイヤ代は銘柄や購入店によって変わりますが、一般的にはサイズが大きくなるほど交換費用も高くなりやすいです。

LSは車体が大きく重いため、タイヤだけでなく、ブレーキなどの消耗品も大型高級セダンの金額になります。

クラウンと同じ感覚で予算を組まず、交換時期に備えて余裕を持っておいた方が安心です。

洗車も地味に大変です。クラウンも小さな車ではありませんが、LSは全長5mを超え、全幅も1.9mあります。

黒いボディを手洗いすると、屋根、側面、ホイールまで終わるころにはかなり疲れます。

洗車機を利用できるかは店舗や機種で異なり、ホイールやエアロ部品の条件もあります。正確な対応寸法は、利用する店舗で確認してください。

税金、保険、車検、整備費は、登録時期、地域、車両状態、契約条件によって変わります。

ここで紹介した内容は一般的な傾向として考え、正確な金額は自治体、保険会社、販売店、整備工場などへ確認してください。

クラウンとLS500hはどちらが向いているか

LS500hへ乗り換えて満足していますが、クラウンアスリートの良さを否定する気持ちはまったくありません。

むしろ、LSに乗ったからこそ、クラウンが高級感、燃費、走り、車体サイズを高い水準で両立していたことを改めて感じました。

クラウンアスリートが向いている人

クラウンアスリートが向いているのは、次のような方です。

  • 狭い道や住宅街を日常的に走る
  • 一般的な駐車場を気軽に使いたい
  • 年間走行距離が多く、燃料代を抑えたい
  • レギュラーガソリンで走れることを重視する
  • 高級感と扱いやすさを両立したい
  • タイヤや保険を含む維持費を抑えたい

クラウンは、日本の道路事情に合った車体サイズで、買い物や通勤にも気軽に使えます。

高級感は欲しいけれど、日常で車に気を使いすぎたくない方には、クラウンのバランスが合っています。

便利さと高級感を両立したいなら、210系クラウンアスリートは今でも魅力のある車だと思います。

LS500hが向いている人

LS500hが向いているのは、次のような方です。

  • 静粛性を最優先したい
  • 高速道路や長距離移動が多い
  • 運転後の疲れを少しでも減らしたい
  • 内装の素材や装備にこだわりたい
  • 車体の大きさを受け入れられる
  • 燃料代や消耗品の負担が増えてもLSに乗りたい

LS500hは、燃料を少なく使うことよりも、移動中の騒がしさや疲れを減らす方向へコストをかけた車だと感じています。

静かな車内、高速道路での落ち着き、広いシート、上質な内装は、通勤や長距離移動の時間を少し楽にしてくれます。

車に乗る時間が長い方ほど、その価値を感じやすいでしょう。

駐車場へ向かったとき、黒いLSの大きなボディとスピンドルグリルを見ると、LS500hを15か月、約11,000km使用した時点でも、乗り換えて良かったと思っています。

外観の存在感や、ひと目でLSと分かる特別感では、やはりLSに軍配が上がります。

ただし、周囲からどう見られるかだけで選ぶと、車体の大きさや維持費が負担になったときに後悔しやすくなります。

自分自身が外観、内装、乗り味を本当に気に入っていることが大切です。

扱いやすさと経済性ならクラウン、静かさと特別感ならLS500h。

どちらが優れているかではなく、毎日の車に何を求めるかで答えが変わります。

クラウンからLSへ乗り換える前の確認項目

クラウンからLSへ乗り換えて後悔を減らすには、試乗で乗り心地を確認するだけでは足りません。

LSを自分の生活へ入れたときに困らないか、購入前に具体的に確認しておく必要があります。

自宅と普段使う駐車場を実測する

まず、自宅駐車場の横幅、奥行き、入口の幅、前面道路の広さを実際に測ってください。

数字上は駐車できても、ドアを開けられない、曲がりながら入庫できない、柱や壁が近すぎるということがあります。

自宅だけでなく、職場、スーパー、病院、月極駐車場など、普段使う場所も確認します。

毎日の駐車で気を使い続ける環境なら、購入後の小さなストレスが積み重なるかもしれません。

年間維持費を自分の条件で計算する

次に、自分の年間走行距離から燃料代を計算します。

そこへ自動車税、任意保険、駐車場、車検、点検、タイヤ、洗車にかかる費用を加えてください。

中古のLSは新車時より大幅に価格が下がっていることがありますが、部品や整備は高級車のままです。

購入費用だけで予算を使い切らず、納車後の整備や故障に備える余裕も残した方が安心です。

私が購入した2017年式version Lの条件や購入価格は、中古のLS500hを購入した理由と車両条件で詳しく紹介しています。

クラウンからLSへ乗り換える場合は、LSの購入価格だけでなく、現在乗っているクラウンをいくらで手放せるのかも乗り換え予算に大きく影響します。

ディーラーでそのまま下取りしてもらう方法と、買取店などへ査定を依頼する方法では考え方が異なります。下取りと買取査定の違いや、売却前に比較しておきたいポイントは、レクサスのディーラー下取りと買取査定の違いを解説した記事でまとめています。

中古車の状態と整備履歴を確認する

クラウンからLSへ乗り換えるときは、グレードや年式だけでなく、一台ごとの状態を確認することが大切です。

整備記録簿、タイヤ、ブレーキ、バッテリー、警告灯、電動装備、内外装、保証内容まで確認してください。

価格が少し安くても、納車直後にタイヤや消耗品の交換が重なれば、結果的に予算を超える可能性があります。

中古LS500hを探すときに確認したいポイントは、LS500h中古車の選び方と購入前の注意点で詳しくまとめています。

できれば同じ日に試乗して比較する

可能なら、クラウンとLSを同じ日に運転してみてください。

日を空けると、静かさ、シート、段差を越えたときの感覚を正確に思い出しにくくなります。

試乗では、発進、低速走行、段差、右左折、駐車、速度が出る道路を確認します。

運転席だけでなく後席にも座り、ドアの開けやすさや乗り降りのしやすさも見ておくと安心です。

LS500hを1年以上所有して感じた満足点と不満点は、LS500hを1年以上所有した本音でもまとめています。

クラウンからLS500hへの乗り換えでよくある質問

Q1. クラウンからLS500hへ乗り換えると乗り心地は良くなりますか?

A. 私はLS500hの方が、長距離走行後の疲れが少なく、段差を越えたあとの車体の動きも落ち着いていると感じます。

ただし、50系LSは路面の継ぎ目で硬さを感じることがあり、単純に柔らかいだけの乗り心地ではありません。タイヤサイズや空気圧でも印象が変わるため、実車で確認してください。

Q2. LS500hはクラウンよりかなり静かですか?

A. クラウンアスリートも十分に静かですが、LS500hは車外の音や路面から入る音が一段遠く感じられました。

特に住宅街の低速走行や高速道路で差を感じやすいです。ただし、エンジン音やタイヤ音が完全になくなるわけではありません。

Q3. クラウンからLSへ乗り換えると維持費はどれくらい増えますか?

A. 燃料代、自動車税、任意保険、タイヤ、洗車などで負担が増える可能性が高いです。

私が確認した燃費と撮影時の燃料価格で年間1万kmを試算すると、燃料代だけで年間約6万7,000円の差になりました。実際の金額は走り方や保険の契約条件などで変わります。

Q4. LS500hは狭い道でも慣れれば普通に乗れますか?

A. 車幅感覚には慣れますが、全長5,235mm、全幅1,900mmという物理的な大きさは変わりません。

パノラミックビューモニターは役立つものの、狭い道や小さな駐車場を毎日使うなら、クラウンの方が気軽です。

Q5. クラウンに不満がなくてもLSへ乗り換える価値はありますか?

A. 静粛性、高速道路での落ち着き、内装、外観の存在感に魅力を感じるなら価値はあります。

ただし、燃費や小回りを優先するなら、満足しているクラウンを乗り続ける選択も十分に合理的です。試乗と維持費の試算をしたうえで判断してください。

クラウンアスリートからLS500hへ乗り換えたまとめ

私は210系クラウンアスリートハイブリッドGを5年間、約6万km所有したあと、2017年式LS500h version Lへ乗り換えました。

LS500hを15か月、約11,000km運転して感じたのは、静粛性、高速道路での安定感、内装の質感、装備の充実度は、クラウンより明確に上だということです。

一方で、クラウンが持っていた小回りの良さ、実燃費、レギュラーガソリン、洗車のしやすさ、維持費の軽さは失いました。

  • 長距離の乗り心地と静粛性を優先するならLS500h
  • 高速道路を使う機会が多いならLS500h
  • 狭い道や駐車場での扱いやすさならクラウン
  • 燃費と維持費を抑えたいならクラウン
  • 内装と所有する特別感を求めるならLS500h

私自身は、維持の負担が増えることを理解したうえで、LSへ乗り換えて良かったと思っています。

ただし、それはLSがクラウンよりすべての面で優れているからではありません。

私は扱いやすさや経済性よりも、静かさ、長距離移動の快適性、所有する特別感を優先したかったからです。

毎日の気軽さを大切にするのか、乗るたびに感じる上質さを大切にするのか。

自分が車に求めるものが決まれば、クラウンを乗り続けるか、LS500hへ乗り換えるかの答えも見えやすくなると思います。

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