中古で購入したレクサスLSの
維持費・燃費・故障・使い勝手
リアルな体験から発信

2017年式レクサスLS500h version Lを中古で購入。
普通の会社員が、日常で感じた本音をそのままお届けします。

詳しいプロフィールへ

中古LS購入・比較

LS500h EXECUTIVEとversion Lの違い|後席装備と中古価格で比較

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

LS500h EXECUTIVEとversion Lの違いを後席装備と中古価格で比較

こんにちは、レクサスLS リアルオーナーガイドのひろしです。

LS500hを中古で探していると、上位グレードのEXECUTIVE(エグゼクティブ)と、私が乗っているversion L(バージョンL)のどちらにするか迷う人も多いと思います。どちらも装備がかなり充実しているので、販売写真だけを見ると「結局、何がそんなに違うの?」となりやすいんですよね。

私自身、2017年式のLS500h version Lを普段の通勤や買い物で使っています。購入前はEXECUTIVEも候補でしたし、今でも車の状態や価格が同等なら、私はEXECUTIVEを選びます

ただ、1年以上version Lに乗って感じるのは、普段自分で運転する使い方ならversion Lでも装備はかなり贅沢だということです。

むしろLSは装備が多く、いまだに「こんな機能もあったのか」と思うことがあります。前席のリフレッシュ機能も私はほとんど使わず、実際に試したのは1回程度。後席に人を乗せる機会も少ないので、EXECUTIVEの電動オットマンやリヤシートエンターテインメントがあっても、私の使い方では出番はかなり限られそうです。

そこでこの記事では、LS500h EXECUTIVEとversion Lの違いを、単なる装備表だけでなく、その装備に中古車として追加予算を払う価値があるのかという目線で比べます。

この記事で分かること

  • EXECUTIVEとversion Lの主な装備差
  • 後席の快適性がどこまで変わるのか
  • 新車168万円の価格差をどう考えるか
  • 実際の中古車では価格差がどう変わるのか
  • 自分で運転する人にはどちらが合うのか

EXECUTIVEとversion Lの結論

最初に結論を言うと、後席へ人を乗せる機会が多く、LSらしい最上級の後席環境まで欲しいならEXECUTIVEが向いています。一方、自分で運転する時間が長く、後席にも十分な快適装備が欲しいならversion Lがかなり現実的です。

中古車では新車時の価格差だけで考えず、年式、走行距離、整備履歴、保証、内外装、メーカーオプションまで含めて比較するのが大切です。

年式や走行距離、車両状態、整備履歴、保証まで近く、価格差も小さければEXECUTIVE。version Lの方が個体としての条件が良ければversion Lというのが、実際に中古でLS500hを購入した私の考えです。

後席を使うならEXECUTIVE

EXECUTIVEの魅力は、単に「version Lより上のグレードだから豪華」という話ではありません。違いがはっきり出るのは後席です。

2026年8月時点のレクサス公式資料では、EXECUTIVEには後左席の22Way調整式リヤパワーシート、電動オットマン、プリセットポジション、温感リラクゼーション機能、リヤエアコン、リヤシートエンターテインメントなどが用意されています。

さらに助手席には420mmロングシートスライドがあり、助手席を大きく前へ動かして後左席の足元を広げられます。自分で運転するためというより、後ろに座る人のためのLSという性格がよりはっきりしています。

家族を後席に乗せて長距離を走る、仕事で人を送迎する、後席に座る時間そのものを楽しみたい。このような使い方なら、EXECUTIVEの追加装備は単なる飾りではありません。

私ならこんな条件でEXECUTIVEを選びます。

中古で年式、走行距離、修復歴、整備履歴、保証、内外装の状態がほぼ同じで、価格差も小さいならEXECUTIVEです。使う頻度が低くても、同条件なら上位装備を選べるメリットの方が大きいと感じます。

自分で運転するならversion L

一方で、自分でハンドルを握る人にとってversion Lはかなり満足度の高い仕様です。

私の2017年式でも、後席リクライニング、後席ドアのサンシェード、センターアームレストの操作パネルなどがあり、後席を見ても「装備をかなり削ったLS」という印象はありません。

現行version Lでは、セミアニリン本革シート、前後席のシートヒーターとベンチレーション、28Way調整式フロントパワーシート、フロントリフレッシュシート、16Way調整式リヤパワーシート、後席の大型ヘッドレスト、リヤマルチオペレーションパネル、電動サンシェード、マークレビンソンなどが標準装備されています。

ここまで付いていると、日常的に自分で運転する人は「version Lで足りない」というより、EXECUTIVEだけの後席装備を本当に使うかで考えた方が分かりやすいです。

LS全体のグレード順やF SPORT、I packageとの違いも確認したい場合は、レクサスLSのグレード比較も参考にしてください。

主な違いを装備表で比較

EXECUTIVEとversion Lは、エンジンやボディサイズが別物なのではなく、主に後席を中心とした快適装備の内容が変わります。

まず全体像を見ておくと、その後の違いが分かりやすくなります。

比較項目 EXECUTIVE version L
現行2WD価格 17,250,000円 15,570,000円
現行AWD価格 17,730,000円 16,050,000円
新車価格差 1,680,000円
パワートレーン 3.5L V6ハイブリッド 3.5L V6ハイブリッド
セミアニリン本革 標準 標準
後席パワーシート 後左席22Way・後右席16Way 左右16Way
助手席420mmロングスライド 標準 設定なし
後左席電動オットマン 標準 設定なし
温感リラクゼーション 後左右席に標準 設定なし
4席独立温度調整オートエアコン 標準・花粉除去モード付 標準・花粉除去モード付
リヤエアコン 左右ルーフレジスター付 設定なし
リヤシートエンターテインメント 標準・非装着も選択可 設定なし
電動サンシェード 標準 標準
マークレビンソン 標準 標準
L-ANILINE本革 メーカーオプション 設定なし
LS500h荷室容量 400L 430L

上の表は、2026年8月時点でレクサス公式に掲載されているLS500hの現行仕様を基準にしています。

新車価格はレクサス公式の価格・パッケージ、グレード別の詳しい装備はレクサス公式の主要装備一覧表でも確認できます。

中古車は年式によって装備内容が異なります。特に2017年の前期型と2020年11月以降の改良型では、操作系や安全装備、乗り味なども変わっています。

上の表は現行仕様の比較なので、中古車を選ぶときは候補車の初度登録年、当時の装備表、販売写真、実車を確認してください。

走りと車体サイズは同じ

現行LS500hのEXECUTIVEとversion Lは、どちらも3.456L V6エンジンとモーターを組み合わせるマルチステージハイブリッドです。

全長5,235mm、全幅1,900mm、ホイールベース3,125mmという基本寸法も同じなので、EXECUTIVEへ上げたから車そのものが大きくなるわけではありません。

つまり、EXECUTIVEへ上げる目的は「もっと速いLS500hが欲しい」ではなく、室内、とりわけ後席の過ごし方を充実させることだと考えると分かりやすいでしょう。

中古車ではタイヤサイズやメーカーオプション、タイヤの銘柄や残量、車両の状態によって乗り味が変わることがあります。EXECUTIVEだから必ずversion Lより乗り心地が良いと決めつけるより、候補車ごとの状態を確認する方が確実です。

新車では168万円の価格差

2026年8月時点のメーカー希望小売価格では、LS500h EXECUTIVEの2WDが1,725万円、version Lの2WDが1,557万円で、その差は168万円です。

AWDもEXECUTIVEが1,773万円、version Lが1,605万円で、同じ168万円差です。

168万円と聞くとかなり大きいですよね。ただ、LSの場合はこの差額でエンジン性能が上がるのではなく、後席のシート機構、オットマン、空調、リラクゼーション、エンターテインメント、内装の選択肢などが追加されます。

そのため、新車で比較するなら「168万円分の装備が多いか」より、その装備を自分や同乗者がどれだけ使うかを考えた方が納得しやすいです。

EXECUTIVEは荷室が30L小さい

EXECUTIVEはversion Lより装備が多い一方で、すべてが上位互換というわけではありません。

レクサス公式では、LS500hのラゲージ容量は通常430Lですが、リヤエアコンを備えるLS500h EXECUTIVEは400Lとされています。

version Lとの差は30Lです。

大きなトランクを頻繁に使わない人なら大きな問題にならないかもしれません。ただ、旅行などで荷物を多く積む人には確認しておきたい違いです。

EXECUTIVEは後席の快適性で有利ですが、荷室容量ではversion Lが30L大きいというトレードオフがあります。

後席装備の差が一番大きい

LS500h EXECUTIVEとversion Lの比較で、最も見ておきたいのが後席です。version Lでも十分豪華ですが、EXECUTIVEはそこからさらにショーファーカーらしい機能を加えています。

version Lの後席も十分豪華

私が所有する2017年式version Lの後席を見ると、左右独立感のある大きなシート、センターアームレスト、後席側の操作パネル、ドアのサンシェードなどがあり、普段使いでは十分すぎるくらいです。

左後席ドアから撮影したレクサスLS500h version Lの白い本革シートと後席空間

私の2017年式LS500h version Lの後席。普段は人を乗せる機会が少なくても、ドアを開けたときの特別感はかなりあります。

もちろんEXECUTIVEと並べれば差はあります。ただ、version Lに乗っていて「後席が簡素だな」と感じたことはありません。

むしろ一人で通勤することが多い私には、version Lの後席装備でも持て余しているくらいです。

version Lの白革シートや後部座席を写真で詳しく見たい方は、LS500h version Lの内装実車レビューで紹介しています。

EXECUTIVEはオットマン付き

EXECUTIVEで分かりやすい差が、後左席の22Way調整式リヤパワーシートと電動オットマンです。

助手席には420mmロングシートスライドがあり、助手席を前へ移動させることで後左席のレッグスペースを広げられます。後左席にはプリセットポジションも用意され、くつろぎたいときの姿勢を作りやすくなっています。

こうした装備は、運転席に座っている限り恩恵を受ける機会がほとんどありません。逆に、後ろに座る人からするとEXECUTIVEを選ぶ大きな理由になります。

ひろし
ひろし

私も「オットマンがあったらいいな」と思うことはあります。でも普段は通勤と買い物が中心で、後席に人を乗せること自体が少ないんですよね。

自分の使い方を考えると、欲しい装備と実際に使う装備は別だと感じます。

温感機能と後席空調も違う

EXECUTIVEには後左右席の温感リラクゼーション機能があり、後席の快適性をさらに高めています。

また、EXECUTIVEには4席独立温度調整オートエアコンに加えて、左右ルーフレジスターを備えたリヤエアコンが標準装備されています。

一方、version Lにも4席独立温度調整オートエアコンがあり、後席のシートヒーターとベンチレーションも備わっています。

そのため、単純に「version Lは後席空調が物足りない」という話ではありません。version Lでも十分豪華で、EXECUTIVEはそこからさらに後席専用の快適装備を上乗せしているイメージです。

後席モニターもEXECUTIVE

現行EXECUTIVEにはリヤシートエンターテインメントシステムが標準装備され、非装着を選ぶこともできます。

後席で映像を楽しむ機会が多い人には分かりやすいメリットです。

ただ、中古車の場合は「EXECUTIVEだから販売車両すべてが同じ仕様」と思わない方がいいです。年式や仕様変更、装備選択によって違いがあるため、販売写真でモニターの有無を見るだけでなく、車両情報や実車でも確認してください。

version Lでも満足しやすい装備

EXECUTIVEの追加装備を見ると上位グレードらしさは明確です。ただ、version Lにも最初から付いている装備が多く、運転席を中心に考えると差が小さく感じる部分もあります。

前席の快適装備はかなり充実

現行version Lには28Way調整式フロントパワーシートとフロントリフレッシュシートがあり、前席のシート調整機能はかなり充実しています。

セミアニリン本革シートには運転席、助手席だけでなく後左右席にもヒーターとベンチレーションがあります。

私のLS500hにも似た快適機能がありますが、正直に言うと全部を日常的に使っているわけではありません。前席のリフレッシュ機能は、いわゆるマッサージのような感覚で使える装備ですが、私はこれまで1回試した程度です。

レクサスLS500h version Lの前席と運転席まわり

私のLS500h version Lの前席。自分で運転する使い方なら、前席装備だけでも十分にLSらしい快適性を感じます。

後席操作パネルもversion Lにある

version Lで私が気に入っている装備の一つが、後席センターアームレストにある操作パネルです。

空調やシート関連の操作が後席からでき、見た目にも「普通のセダンとは違うな」と感じさせてくれます。

エアコンとシート設定を表示したレクサスLS500h version Lの後席操作パネル

2017年式LS500h version Lの後席操作パネル。実際の使用頻度以上に、LSらしい雰囲気を感じる装備です。

私は後席に座る機会がほとんどないので、この操作パネルを頻繁に使うわけではありません。それでも、所有満足という意味では好きな装備です。

電動サンシェードも使える

version Lにはリヤドアとリヤクォーターの電動サンシェードがあり、後席の落ち着いた雰囲気を作ってくれます。

日差しを抑える実用品でもあり、外から車内が見えにくくなるのも便利です。

レクサスLS500h version Lの後席ドアに展開したサンシェードと白い本革内装

後席ドアのサンシェードを展開した状態。version Lでも後席の落ち着いた空間は十分に楽しめます。

EXECUTIVEにもこの装備がありますが、ここはversion Lでも味わえる部分です。後席装備を求めるからといって、必ずEXECUTIVEまで上げなければならないわけではありません。

EXECUTIVEだけの価値もある

version Lで十分という話をしてきましたが、だからEXECUTIVEが不要ということではありません。

価格差に納得できる人にとっては、EXECUTIVEにしかない装備や内装の世界観がしっかりあります。

助手席を前へ逃がせる

EXECUTIVEでは助手席420mmロングシートスライドや助手席ヘッドレストの電動可倒機能があり、後左席から前方の空間を広く使えるようになっています。

このあたりは、自分で運転する人がカタログを眺めてもピンと来にくい装備です。しかし、後席に大切な人を乗せる前提なら話が変わります。

助手席を前へ動かし、オットマンを出してゆったり座れる空間は、version Lとは明確に違う体験です。

内装オプションの幅も広い

EXECUTIVEではL-ANILINE本革シートをメーカーオプションで選べるほか、切子調カットガラスやハンドプリーツ、プラチナ箔と西陣織を組み合わせた意匠など、LSならではの内装を選べる仕様があります。

中古車では、こうした新車時の高額オプションが付いた個体が見つかることもEXECUTIVEを探す楽しみの一つです。

ただし、中古では内装色やオーナメントの好みが合うかも大切です。上位仕様だからという理由だけで選ぶより、毎日見る内装を自分が本当に好きかまで確認した方が後悔しにくいでしょう。

私がversion Lで感じること

ここからは、2017年式LS500h version Lを実際に日常で使っている立場からお伝えします。

カタログには出にくいのですが、装備の多い車ほど「付いていること」と「実際に使うこと」の差が大きくなります。

装備は使い切れないほどある

私の場合、通勤と買い物がメインです。毎日運転席には座りますが、後席に人を乗せる機会は多くありません。

そうすると、よく使うのはシート位置、エアコン、ナビ、カメラ、サンシェードなど日常に直結するものが中心です。一方、シートの細かな調整やリフレッシュ機能などは、付いていても頻繁には触りません。

実際、version Lですら「まだ知らない機能があるんじゃないか」と思うほどです。

だからEXECUTIVEを検討するときは、装備数の多さだけで決めると、購入後にほとんど使わない機能へ大きなお金を払うことになりかねません。

ひろし
ひろし

中古LSは装備表を見るだけでも楽しいです。

ただ、私は「この装備があると嬉しい」と「この装備のために追加で何十万円払える」は分けて考えています。ここを分けるとグレード選びがかなり楽になりますよ。

後席を使わなくても満足はある

とはいえ、私がversion Lを選んだことを後悔しているわけではありません。

後席を頻繁に使わなくても、ドアを開けたときの白革シートや大きなセンターアームレスト、サンシェードを見ると「このグレードを選んで良かった」と感じます。

私にとってversion Lは、使わない装備もあるけれど、所有している満足まで含めるとちょうど良い位置です。

中古では価格差が一定ではない

新車ではEXECUTIVEとversion Lに168万円の価格差があります。

ただし、中古車になっても必ずEXECUTIVEがversion Lより168万円高いわけではありません。年式、走行距離、2WD・AWD、修復歴、整備履歴、保証、ボディカラー、内装色、メーカーオプション、カスタムの有無などによって1台ごとの価格が大きく変わるからです。

LS500h全体の中古価格や値落ちについては、中古LS500hの価格相場と安い理由で詳しく紹介しています。

実際の中古掲載価格を比較

そこで、2026年8月14日時点でカーセンサーに掲載されている2017年式LS500hの中から、年式・駆動方式・修復歴をそろえ、走行距離が比較的近いEXECUTIVEとversion Lを比較しました。

今回の中古価格調査条件

  • 2017年式のLS500h
  • 駆動方式はAWD
  • 修復歴なし
  • EXECUTIVEとversion Lを比較
  • 走行距離が比較的近い車両を組み合わせる
  • 車両本体価格ではなく支払総額で比較
  • 2026年8月14日時点の掲載車両

中古車はメーカーオプション、カスタム、整備内容、保証、内外装、販売店まで完全に同じ条件にはできません。以下は中古相場の平均ではなく、同じ年式・駆動方式の実際の掲載例として見てください。

グレード 年式 走行距離 支払総額
EXECUTIVE AWD 2017年 約5.3万km 568.9万円
version L AWD 2017年 約4.4万km 589.8万円
EXECUTIVE AWD 2017年 約16.2万km 360.0万円
version L AWD 2017年 約16.9万km 278.8万円

この4台を見るだけでも、中古価格が単純にグレード順になっていないことが分かります。

走行距離5万km前後の掲載例では、約5.3万kmのEXECUTIVEが568.9万円なのに対し、約4.4万kmのversion Lは589.8万円で、version Lの方が約20.9万円高い状態でした。

ただし、この2台ではversion Lの方が走行距離が約0.9万km少ないうえ、メーカーオプションやカスタム、車両状態なども異なります。そのため、この20.9万円をEXECUTIVEとversion Lそのものの価格差と考えることはできません。

一方、16万km台の掲載例では、約16.2万kmのEXECUTIVEが360.0万円、約16.9万kmのversion Lが278.8万円で、今度はEXECUTIVEの方が約81.2万円高い状態です。

こちらは走行距離が比較的近いものの、やはり装備、内外装、整備内容、保証、販売条件などが異なるため、81.2万円がそのままグレード差というわけではありません。

今回の比較から読み取れるのは、「中古のEXECUTIVEはversion Lより何万円高い」と一律に決めることではなく、新車時の168万円差だけを基準に中古車を選ぶことはできないという点です。

上位グレードのEXECUTIVEでも走行距離や状態によって価格は下がりますし、条件の良いversion LがEXECUTIVEより高く掲載されることもあります。

現在の掲載車を確認する場合は、LS500h EXECUTIVE 4WDの中古車一覧と、LS500h version L 4WDの中古車一覧を、同じ年式・近い走行距離で並べて見ると比較しやすいです。

価格だけでEXECUTIVEを選ばない

中古でEXECUTIVEの価格がversion Lに近づいていると、「それならEXECUTIVEの方がお得」と考えたくなるかもしれません。

でも、私はそこまで単純には決めません。

例えばEXECUTIVEの方が安くても、走行距離が大幅に多い、整備履歴が分からない、タイヤ交換が近い、保証が弱いという条件なら、状態の良いversion Lを選ぶ方が安心できる場合があります。

反対に、年式、走行距離、整備履歴、保証まで近く、数十万円程度の追加でEXECUTIVEを選べるなら、上位装備を含めてかなり魅力的だと思います。

グレードより個体差を優先する

私が中古のLS500hを探したときも、グレードだけでは決めませんでした。

1オーナー、整備履歴が分かること、走行距離5万km以下、足回りを含めて大きな社外変更がないことを優先し、最終的に2017年式version Lを500万円で購入しています。

私が実際に中古車を選んだ条件は、中古のLS500hを購入したときの判断基準で詳しく書いています。

走行距離をどこまで許容するか迷っている方は、中古LS500hは何万kmまで買える?も参考にしてください。

中古ではグレード名より先に、その1台がどう扱われてきたかを見る。これはEXECUTIVEとversion Lを比べるときも変わりません。

同条件ならEXECUTIVEを選ぶ

ここは私の好みがかなり出ますが、もし年式、走行距離、状態、整備履歴、保証、色までほぼ同じで、価格もほとんど変わらないなら、私はEXECUTIVEを選びます。

新車では168万円の差があるグレードなので、中古でその差が数十万円まで小さくなり、なおかつ車両状態まで同等なら、追加装備を含めてEXECUTIVEを選ぶ価値は高いと感じます。

一方、EXECUTIVEという名前だけで状態の良いversion Lより数十万円、場合によっては100万円以上高い金額を無条件で払うかと言われると、私はそうしません。

その差額をタイヤ、保証、納車後の整備費に回した方が安心できる場合もあります。

年式違いを混ぜて比べない

50系LSは2017年に登場し、2020年11月に大きな改良を受けています。

そのため、中古検索でEXECUTIVEとversion Lを比較するときは、前期と後期を混ぜて価格だけを見ると判断しにくくなります。

後期では乗り心地や静粛性、操作性、安全装備などにも変更が入っているため、「前期EXECUTIVE」と「後期version L」のどちらが良いかは、グレード差だけでは決められません。

年式による違いは、50系レクサスLSの前期と後期の違いで詳しく紹介しています。

中古で比較するときは、まず同じ前期・後期の中で、できるだけ近い年式と走行距離の候補を並べるのがおすすめです。

中古車の掲載価格や在庫は常に変わります。この記事で紹介した中古車価格は2026年8月14日時点で確認できた掲載例であり、中古相場の平均価格や将来の価格を示すものではありません。

また、初度登録年、改良時期、メーカーオプション、個別仕様によって装備内容が異なることがあります。車両情報、記録簿、現車のスイッチや装備も確認し、分からない仕様は販売店へ確認してください。

どちらを選ぶべきか

EXECUTIVEとversion Lは、単純なグレードの上下だけで決めるより、自分が運転席と後席のどちらを中心に使うのか、そして中古でどの程度の価格差があるのかで選ぶと分かりやすくなります。

EXECUTIVEが向く人

EXECUTIVEが向いているのは、後席に人を乗せる機会が多い人です。

家族の送迎、長距離移動、仕事での利用など、後席に座る人の快適性を優先したいなら候補にしやすいでしょう。

また、切子調カットガラスやL-ANILINE本革など、最上級仕様ならではの内装に魅力を感じる人にも合います。機能を使うかどうかだけでなく、「EXECUTIVEを所有したい」という満足感も購入理由の一つだと思います。

中古で価格差が小さい個体を見つけた場合も、EXECUTIVEはかなり魅力的です。ただし状態が同等であることが前提です。グレード名に引っ張られて整備履歴や消耗品の状態を見落とさないようにしてください。

version Lが向く人

version Lが向いているのは、自分で運転する機会が多く、それでもLSらしい後席の快適性は欲しい人です。私の使い方がまさにこれです。

普段は一人で通勤し、買い物にも使い、たまに人を乗せる。それならversion Lの後席リクライニングやサンシェード、操作パネル、上質なシートでも十分満足しやすいと思います。

EXECUTIVEとの差額で、より年式の新しい車両、走行距離の少ない車両、整備履歴の明確な車両、保証の付いた車両を選べるなら、そちらを優先する考え方もあります。

中古LSは購入後の整備費も考えておきたいので、予算を車両本体に全部使い切らないことも大切です。

自分で運転することを重視していてF SPORTも気になる方は、LS500h version LとF SPORTの違いも参考にしてください。

ひろし
ひろし

私なら中古検索で最初からEXECUTIVEかversion Lの片方だけに絞りません。

両方を候補に入れて、年式、距離、整備履歴、保証、内装色まで見ます。その中で同条件ならEXECUTIVE、差額や車両状態に大きな違いがあればversion Lも含めて判断します。

購入前によくある疑問

最後に、LS500h EXECUTIVEとversion Lを比較するときに迷いやすい点をまとめます。

中古車は同じグレード名でも年式で装備が変わるため、回答は現行仕様と私の2017年式version Lの実体験を分けて考えてください。

LS500hグレードのよくある質問

Q1. EXECUTIVEとversion Lの一番大きな違いは何ですか?

A. 一番分かりやすいのは後席装備です。現行EXECUTIVEには後左席22Wayパワーシート、電動オットマン、温感リラクゼーション、リヤエアコン、リヤシートエンターテインメントなどがあり、version Lより後席で過ごす人を意識した仕様です。

Q2. version Lでも後席は快適ですか?

A. はい。version Lにも16Way調整式リヤパワーシート、シートヒーターとベンチレーション、4席独立温度調整オートエアコン、電動サンシェード、リヤマルチオペレーションパネルなどがあります。私の2017年式でも後席の満足感は高く、自分で運転する使い方なら十分だと感じています。

Q3. 中古ならEXECUTIVEの方がおすすめですか?

A. 同じ年式、走行距離、車両状態、整備履歴、保証で価格差も小さいなら、私はEXECUTIVEを選びます。ただし中古では個体差の方が購入後の満足度や費用に影響することがあります。状態の良いversion Lを外してまでEXECUTIVEにこだわる必要はありません。

Q4. 中古ではEXECUTIVEとversion Lの価格差はいくらですか?

A. 一律ではありません。新車では現行2WD・AWDとも168万円差ですが、中古では年式、走行距離、状態、保証、オプションなどによって価格関係が変わります。2026年8月14日に確認した2017年式AWD・修復歴なしの掲載例でも、version Lの方が高い組み合わせとEXECUTIVEの方が高い組み合わせの両方がありました。購入時点の在庫をできるだけ近い条件で比較することが大切です。

Q5. EXECUTIVEは自分で運転する人にはもったいないですか?

A. もったいないとまでは言えません。最上級仕様を所有する満足感や内装の好みもあります。ただ、version Lとの差が大きい装備は後席向けが中心なので、一人乗りが多ければ使用頻度は低くなりやすいでしょう。中古での価格差と使い方を比べて判断するのがおすすめです。

Q6. EXECUTIVEの方が荷室も広いですか?

A. いいえ。現行LS500hでは通常のラゲージ容量が430Lなのに対し、リヤエアコンを備えるEXECUTIVEは400Lです。後席装備ではEXECUTIVEが充実していますが、荷室容量はversion Lの方が30L大きくなります。

Q7. 中古車の装備はどう確認すればいいですか?

A. 年式とグレード名だけでなく、販売写真、車両情報、当時の装備表、現車のスイッチ類まで確認してください。改良時期やメーカーオプションで内容が変わることがあります。分からない場合は販売店へ確認してください。

中古なら使う装備で決める

LS500h EXECUTIVEとversion Lの違いは、主に後席の快適装備にあります。

EXECUTIVEはオットマン、後席の温感リラクゼーション、リヤエアコン、後席モニターなどを備え、後ろに座る人を優先するなら魅力の大きい仕様です。

一方、version Lでも16Wayの後席パワーシート、シートヒーターとベンチレーション、4席独立温度調整オートエアコン、電動サンシェード、後席操作パネル、マークレビンソンなどがあり、自分で運転する人には十分すぎるほどの装備があります。

さらに中古車では、新車時の168万円差がそのまま中古価格へ残るとは限りません。

実際の掲載車を近い条件で比べても、version Lの方が高い例とEXECUTIVEの方が高い例の両方がありました。だからこそ、グレード名だけではなく1台ずつ条件を見る必要があります。

私自身、車の状態と価格が同等ならEXECUTIVEを選びます。

それでも、普段の通勤や買い物を振り返ると、今のversion Lで困っていることはほとんどありません。むしろ使っていない機能も多いくらいです。

中古LS500hを選ぶときの私の結論

  • 後席を頻繁に使うならEXECUTIVEを優先する
  • 自分で運転するならversion Lも十分候補になる
  • 同条件で価格差が小さければEXECUTIVEを選ぶ
  • 価格差が大きければ車両状態と保証を優先する
  • 前期と後期を混ぜず近い条件で価格を比べる
  • 荷室を重視するなら400Lと430Lの差も確認する

あなたがLS500hを買ったあと、いちばん長く座るのは運転席でしょうか。それとも後席でしょうか。

そして、中古でEXECUTIVEを選ぶために追加でいくらなら払えるでしょうか。

この2つを考えると、EXECUTIVEへ予算を上げるべきか、version Lで十分なのかが見えやすくなります。

中古車の価格や在庫は常に変わります。気になる車両が見つかったら、装備の多さだけで決めず、年式、走行距離、整備履歴、保証、タイヤ、内外装まで含めて比較してください。

中古LS500hを購入するときの確認ポイントをまとめて知りたい方は、レクサスLS500h中古車の選び方も参考にしてください。

正確な装備や新車価格はレクサス公式サイトで確認し、中古車については候補車ごとの状態を販売店で確認してから判断することをおすすめします。

-中古LS購入・比較